育児

ベビーサークルが教えてくれた、赤ちゃんの自己肯定感を高めるのに必要なもの

こんにちは、もとみんです。

現在絶賛育児中で、驚きと衝撃と悲鳴でいっぱいの毎日を送っています。

一つずつできることが増え、こうして大人になっていくんだなあと感心しきりですが、個人的にずっと気になっているのが赤ちゃんの自己肯定感についてです。

何を隠そう、わたしはこの自己肯定感に散々苦しめられてきました。というか、いまも元気に継続中であります。

そんなわけで、子供には同じことで苦労させたくないよ~!と思うわけですが、先日ある出来事があって、子供の自己肯定感に必要なのってこれなのでは…と感じたので、メモも兼ねて書き記しておこうと思います。

 

 

自己肯定感は赤ちゃんにも必要!

そもそも赤ちゃんに自己肯定感って必要なの?と思ってしまいますが、実は、0歳~3歳くらいまでがとっても重要なんですよね。

幼少期の過ごし方が大人になってからの人生に大きく影響するといわれています。

つまり、大人になってからのびのび生きやすく過ごすためには、子供のころに自己肯定感を育んでおかないといけないわけですよね。

 

ベビーサークルに赤ちゃんを入れるとどうなるか?

最近、我が家の0歳児はズリバイで縦横無尽に動くことが増えました。気づくとあっちこっちにズンズン進んているので、こりゃいかんということでベビーサークルを購入したんです。

ちなみに購入したのはこれです!

 

洗えてたためるベビーサークル クラウド(グレー) 5か月~/日本育児

 

ベビーサークルといえば木製で四角いイメージでしたが、近所のアカチャンホンポにこのベビーサークルの見本が置いてあり、「折りたためる」「洗える」というのが気に入ってこちらを購入。四角と六角形がありましたが、夫の意見で六角形のほうにしました。

そこそこ場所はとられますが、アスレチックみたいなかんじで楽しげです♪

 

…で、このベビーサークル、ファスナー式の入口がついていて開閉可能なんですよね。

なので、大人の手が空いているときは入口を開放して自由に出入りできるようにして、とうしても手が空かない!というときはファスナーをしめています。

こんなふうに使い分けることで、いつの間にか危険地帯に足を踏み入れた!的な危機がなくなりました。手が空かないときはほんと安心です!

 

いや〜よかったよかった!

…なんて思ったのもつかの間。

すぐにそれとは別のちょっとした悩みが出てきました。

 

それはなにかというと、

 

ファスナーを閉じた際、0歳児本人が「あ!閉じ込められた!」と理解しているらしい

 

ということなんです。

 

ここから出して!独りぼっちは寂しい!

するとどうなったかというと………

 

ファスナー部分をカリカリカリカリとやる…!

 

おいおい、おぬしはワンとゃんか猫ちゃんか!?とツッコミを入れましたが、ほんとに赤ちゃんは入口を覚えていて、「出してくれ!」と言わんばかりにカリカリするんですよね。

そして、もうこちらを見て訴えかけてくるわけです。なんなら、ちょっと「えーん」と泣きながら抗議もします。

とにかくごきげんナナメなことは確かです。

 

ベビーサークルを開放すると…

そこで入口を開けると、待ってましたと言わんばかりに高速で這い出てくる。これがもう~早いのなんのって!!!

そうだね、閉じ込められたら嫌だよね……すまん……

なんて言いながらしばらくサークル外で一緒に遊んでいると、不思議なことに赤ちゃんは自分からサークルに戻っていきます。

おや?自分から入りたいってこともあるんだ…?

と思いながら、今度はこちらがサークル内にお邪魔すると、満面の笑みでいらっしゃいと迎えてくれる。いやはや、暖かい。まるで下町の居酒屋のよう。

ところが、面白いことに同じサークル内にいてもじゃれてくることはありません。むしろ、こちらのことはお構いなしに他のオモチャで遊んでいる……。

 

こういったやりとりを何日も繰り返すうちに、ふと思ったんです。

 

「もしかして…特に一緒に遊びたいわけじゃない…?」

 

常に一緒に遊ぶことだけが正解なのか?

赤ちゃんはママやパパを求めて泣きますが、それを無視し続けると、やがて赤ちゃんは泣かなくなるといいます。

これは、「どうせ何もしてくれない」と赤ちゃんが落胆するからだそうです。もう期待しない、するだけ無駄、と判断したわけですね。

ある意味では、大人のほうが赤ちゃんに見限られたともいえるかもしれません。

0歳~3歳くらいのころにこういう経験をもつと、赤ちゃんの自己肯定感はだだ下がりし、「何にも期待しない(できない)」「チャレンジ精神がない」といった人間に育つといわれています。

 

じゃあ、それを回避するためにはどうしたらよいのか?

一番に思いつくのは、「常に赤ちゃんと一緒に遊ぶ」という方法です。これなら赤ちゃんの要求は常に受け入れられるわけですから、赤ちゃんも満足だし安心ですよね。

しかし、いかんせん大人も疲弊します。とくに腰に響く!(泣)

 

そこで疑問になってくるのが、大切なのは常に一緒にあそぶことなのかどうか?、ということです。

わたしがベビーサークルの一件で感じたのは、まさにその点についてでした。

 

「いつも安全」より「失敗しても許される安心」

一緒に遊んでいれば、大人が目を話さない限り赤ちゃんは常に安全ですよね。危険物に近づいたら親が避けてくれるだろうし、赤ちゃん自身が頑張らなくても親がいろいろやってくれる。

しかしこれには、重要な落とし穴があります。

 

そう…、

 

赤ちゃんから失敗する機会を奪ってしまう!

 

失敗するって実はけっこう大切なことです。

失敗の経験を経るからこそ、何度も挑戦し、やがてできるようになり、それが「自分は自分の力でなんとかできるんだ」という自己肯定感に繋がる。

だからこそ、あまりつきっきりで安全安心だと、それはそれで逆効果なのでは…?と思うわけです。

 

ここで先ほどのベビーサークルの一件に戻るのですが、わたしはあの経験から「もしかして赤ちゃんは、常に一緒に遊びたいわけじゃないのかもしれない」と考えました。

もちろん気分的に一緒に遊びたいときもあると思います。

しかしそうじゃないときもあって、そういうとき赤ちゃんが求めているのは、

 

一緒に遊んでいないけど、近くにいて見ていてくれる状況

 

と思ったのです。

 

つまり…、

 

「ちゃんと見ているよ」というメッセージを受け取ってもらうことで、赤ちゃんは安心して一人で遊べる。

近くでちゃんと見ていることを赤ちゃんに認識してもらえば、赤ちゃんは成功のみならず失敗の経験もできて、それが自己肯定感アップにつながるのではないかと思うのです。

 

自己肯定感が高い子供は、将来生きやすくなる

人が誰かとコミュニケーションするときにどんな方法をとるかは、その人の「愛着スタイル」によって異なります。

この愛着スタイルは、幼いころに両親とどういった関わり方をしたかによって変わり、大人になっても影響を及ぼすといわれます。まさに「三つ子の魂百まで」というわけですね!

 

幼少期に両親から適切な愛情を注いでもらった子供は、自己肯定感がアップし、愛着スタイルが「安定型」になる可能性が高いです。「安定型」は母親のサポートを固く信じており、見知らぬ保育士の言葉より母親の言葉を2倍多く信じたそう。

いやいや、誰だって母親の言葉のほうを信じるでしょ!と思いがちですが、意外とそうじゃないんですよね。これがけっこう怖いところ!

研究によれば、幼少期に両親から相手にされなかったり愛情を得られなかったりした子供は「回避型」という愛着スタイルになり、頼れる相手として母親のことは選ばなかったそうです。これについては下記の記事でくわしく書いています。

 

 

愛着スタイルが「安定型」の人は、パートナーや友達とも適切な関係が作れるといわれます。一方の回避型は、人と仲良くなることを恐れたり、仲良くなってもその関係が破綻しやすいとされています。

大人になってもこれを引きずるので、安定型になれば生きやすく、回避型になれば生きずらいともいえるでしょう。

幼少期の親とのかかわり方が、青年期のチャレンジ精神や友人関係に影響する。そしてそこで培った経験が30代、40代…と、歳をとっても影響する。こう考えていくと、子供との関わり方がかなり重要だと気づきます。

 

「いつも見ているよ」を実践しよう!

子供が生まれたばかりなのにこんなことを言うのもアレですが、親である自分はいつかこの世を去ります。わたしは高齢出産なので、我が子にとっては同い歳の子たちより早く親を亡くすことになるだろうと思います。

いざそうなったとき、残された子供が「世の中が生きずらい…」と苦しむのは、考えるだけでもツライものです。だからこそ、せめてできることはやっておきたい…!

とはいえ、一緒に遊ばないけれどいつも見ているって実はけっこう難しいんですよね!

ほんと、子育ては日々勉強だなあとしみじみ思います。もしかすると子育てって、子供を育てるという意味ではなく、子供に育てられるって意味なのかもしれませんね。

ではでは、また!

 

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