昨日、放置しっぱなしだったTwitterを見てみたら、見事にアカウントが削除されていました。しばらく更新がないアカウントは削除するというお知らせは聞いていたので、もしかしたらやばいかもな…と思っていましたが、ズバリでした。
しっかり利用していない自分が悪いんだけど、やっぱり悲しい…
それはさておき、今日は「HSP診断」というのをやってみましたので、それについて書いてみたいと思います。
「HSP」とは?
ところで、「HSP」という言葉をご存じでしょうか?
わたしは2年くらい前、早朝のテレビ番組でこの言葉を知りました。敏感すぎて生きづらい人…という形で紹介されていたので、テレビ画面は見ていなかったのだけど、音声を聞いていただけですごく気になったのです。
そんなわけですぐさま調べてみたら、想像以上に気になる内容でした。Wikipediaから引用しますと、このような内容になります。
ハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)とは、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性(あるいは生得的感受性)を持つ人のこと。
テッド・ゼフの著書「The Highly Sensitive Person's Companion」による定義では「産まれたときから幼少期に渡り説明のつかない体験を繰り返し、HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」とされる。
引用:Wikipedia
一言でいうと…
めちゃくちゃ敏感で、繊細で、傷つきやすくて、人間関係で生きづらさを感じている人
のようです。
ちなみにWikipediaでは、「HSPのもつ優れた点」として、このようなことも書かれています。
- 優れた良心の持ち主で裏切り行為をしない誠実さ・私情を挟まない正義感をもつ
- 愛情や喜びをより深く感じ取る
- ポジティブな人生観
- 親切で共感力が強い。カウンセラー・教師・ヒーラーへの高い適正
- アート・音楽などの美の理解・共感力
- 独創性が豊か
- 異なる立場にある人への共感と理解
- 危機を早期に察知する能力
- 環境問題への関心の高さや、生物/動植物への優しさ・意思疎通
- 優れた五感/六感を持つ
- 直観が鋭く、スピリチュアルな体験をすることも多い
また、具体的な行動的特徴として、以下のような点も挙げられています。
- スピリチュアル、創作、医学、心理学、哲学に興味を持つ傾向がある
- 言語能力が高い
- 7割が内向型で、3割が外向型
- 生まれつき感情や社会性をつかさどる右脳が活発している
- 幼少期から、大人びた美的センスや、鋭い洞察力を見せる。そのため他者からは誤解やいじめも受けやすい
- 大きな音、太陽、眩しい光、蛍光灯、強い匂い、小さい音が大きく聞こえる、弱い匂いが強く感じるような刺激に弱い
- 一部のHSPを表現するとき、シャイさ、抑制、恐怖症、パニック症状といったネガティブな言葉がしばしば使われる
もしかすると、これを見て、「あれ…自分かも」とか「あの人ってこれに当てはまってる気がする」とか感じることがあるかもしれません。
わたしの場合は、自分自身もそうだし、自分の周囲の人々についても「あれ…もしかしたら?」と思いました。
しかしこのHSPの概要(?)を見ると、たとえばうつ病や自律神経失調症にも通ずるところがあるなあと感じて、はっきりコレといえる感じがしない気がします。
もっとも私は医者ではないのでその判断自体しようがないのだけれど、この、「誰でも感じるものだけど、それが少し強固な感じ」というのは難しいなあと思いました。
ネットで無料でできるHSP診断テストをしてみよう!
HSPの内容を読んで、「気になる!」と思われたかたがいらっしゃいましたら、ぜひ診断をしてみてください。
■HSP診断テスト→https://hsptest.jp/
診断したら安定の結果だった…
ちなみにわたしは、なんとなく思った通りの結果になりました。
スコアは71で、HSP度は中だそうです。なるほど…!
診断結果については、このようなかんじで説明がすこしあります。
皆さんはどんな結果だったでしょうか?
LAMS症候群に似てる?
ところで、以前「LAMS症候群」についての記事を書いたのだけれど、HSPはそれに近いものを感じました。もちろん内容は結構違うのですが、なんかこう、通ずるところがあるなあ…と。
このふたつは、「他人に理解されにくい」というところが共通しています。だからこそ、「社会的に生きづらい」という部分も共通しているかんじですね。
LAMS症候群について知りたい方がいらっしゃいましたら、↓こちらもチェックしてみてください。
なぜ敏感だと生きづらいのか?
HSPについて、個人的には、行動の特徴である「スピリチュアル、創作、医学、心理学、哲学に興味を持つ傾向がある」の部分が気になりました。なんかこれって、ああ…わかるなあ!って気がしませんか!?
わたしはまさに創作活動しているわけだけど、創作屋には二種類いると思っています。一つは「何らかの目的のために表現しているひと」と、もう一つは「表現し続けないと生きていけない人」です。
たとえば漫画をかくとき、何かの目的があるから描く人もいれば、みんなが描いているから描いている人もいます。そして商業においては、売り上げをあげたいから描きますよね。また、コミュニケーションをとりたいからツールの一つとして漫画を描く人もいます。
おなじ漫画を描く行為一つとっても、「なぜその方法を利用したのか」が異なります。けど、なかには「表現しないと死んじゃう人」がいます。
このような人は、何か目的があるとか、みんながやってるから自分もやるとか、お金がほしいからとか、有名になりたいからとか、そうしないと仲間外れにされるからとか、そういう何らかの目的のための表現しているというよりは、表現そのものが生きることになっている。
職業じゃないけど、ライフワーク。そんなイメージです。
わたしが思うに、こういうタイプのひとはHSP傾向が高いんじゃないかなあと思うんですよね。なぜなら、なにかの目的のために表現しているわけではないから、そこには打算がない。
ところがこの世の中のほとんどは打算的だし、そうしないと生き抜けない部分があるように思います。さっきHSPの特徴に誠実で正義感が強いといった記述がありましたが、HSP度が高い人は、こんな世の中で生きていくには優しすぎるということなのでしょうね。
HSPは「ギバー」なのではないか?
ここでふと思い出したのが、心理学者アダム・グラントさん著の「GIVE&TAKE」です。この本はメンタリストDaiGoさんとかもよく紹介しているので、ご存じの人もたくさんいると思います。
この本によれば、人間は「ギバー」「テイカー」「マッチャー」の三種類にわかれるそうで、その中で一番成功するのは「ギバー」とされています。
この「ギバー」は与える人のことで、相手になにかをされなくても、自ら相手に与えることができる人です。ところがこのような人は親切なので、誰かに利用されることも少なくありません。そして、親切なギバーをくいものにするのが「テイカー」です。
「テイカー」はもらうことが多いので、搾取する人といったかんじですね。残りの「マッチャー」は、与えてもらった分だけおかえしするタイプの人です。
この本の概要はおおよそそのような感じなのですが、ここでいう「ギバー」って、なんだかHSPの特徴に重なるなあという気がしたんですよね。打算がないなら、「この人には何もしてもらってないから、何もしてあげない!」なんてことにはなりません。もちろん「これをやったらこうしてくれるだろうから、こうしておこう」といった下心もない。
とすれば…
HSP=ギバーなのではないか??
もしそうならば、ギバーこそ人生の成功者になれるので、HSPの人はそのほかの人にくらべて成功する可能性が高いということがいえますよね。
ただし、周囲にテイカーがいると、利用されてしまいます。しかしテイカーを遠ざけるということは難しいでしょう。だからこそ、それをうまく避ける必要があるとこの本は言っていて、そのためにはどうすれば良いかも書かれています。
いまこの記事をかいていて、まさかこのような結論になるとは予想もしてなかったのだけど、もしかしたらHSPの人はものすごい可能性を秘めているかもしれません。
いやはや、自分で思うより面白い考えにたどり着けたのでワクワクしました!
そんなわけで、今回はHSP診断をしてみた結果と個人的な考察について書いてみました。ここまでお付き合いくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました!
ではでは、また…