ちょっと語ってみた

紙幣刷新は「預金封鎖」と「財産税」徴収のため!?5年の猶予期間にできる対策はあるのか

2019年4月20日

こんばんは、もとみんです。

今さらですが、4月1日に新元号「令和」が発表されましたよね。そしてそのすぐあとの4月9日、紙幣刷新が公表されました。

4月になってからいろいろなことが起こって、なんだか時代の変わり目を感じます。特に「令和」は『万葉集』が典拠とのことで、1000年以上続いている日本の元号史上、初めて日本の古典からからとったものだと話題になりました。

また、天皇退位前の改元も今回が初めてとのこと。天皇の譲位は約200年ぶりですから、前回は江戸時代ということになります。

ちなみに紙幣刷新のニュースを知ったのは、『東大王』でお馴染みの水上颯くんのTwitterでした。水上くんは元号予想でも「和礼(われい)」とか予測していて、あまりのニアピン具合にコメントがザワついてましたね。

それはさておき、今回は紙幣刷新について思うところがあったので、それについて書いていこうと思います。

 

なぜ紙幣刷新が必要なのか?

新紙幣の顔となるのは、渋沢栄一さん、津田梅子さん、北里柴三郎さんの三人。最初にこれを聞いたときは「現代的なラインナップだな~!」と思いました。

ネットでは、新紙幣のフォントがダサいとか、津田梅子さんの肖像画が反転していることには意図があるのではないかとか、いろいろ話題になっていますよね。でも個人的には、それよりもゾッとしたことがあります。

 

それは、

 

本当に紙幣刷新キタ…!!!(震)

 

ということでした。

 

2018年に読んだファイナンス系メディア『MONEY VOICE』の記事のなかに、今後の金融政策の予測として「政府は紙幣を刷新するだろう」とあったんです。それを読んだころは紙幣が変わるという噂話もきかないし、まさかなあと思っていました。

そうしたら…いきなり紙幣刷新の発表! うわーほんとにきた!とビックリ!!!

ではなぜ紙幣刷新がそんなに問題なのかというと、その記事のなかでは以下のような予測がされていたからです。

ちなみにわたしはファイナンス系に疎いもので、これは厳密な内容ではないです。あくまで、おおよそこんな感じということで!

 

日本には借金がたくさんあるので返済しなくてはいけない

そのためにさまざまな金融緩和政策をはかったが、思うようにいかなかった

国民がしまいこんでいる資産を返済にあてたい

そのためには一旦、預金封鎖しなければならない

資産が明らかになったら、資産に応じて財産税を導入し、合法的に国民からお金を徴収できる

そのためにまずは紙幣刷新し、タンス預金や地下経済の資金をあぶりだし、銀行に預けさせたい

 

「いついつまでに新札に変えておかないと使えなくなりますよ」とアナウンスすれば、みんなタンス預金を出すだろう、ということですね。

 

くわしく読みたい方はこちらをどうぞ! 2個目の記事は漫画になっているのでわかりやすいです。

 

預金封鎖に備えよ マイナス金利の先にある危機

 

紙幣と銀行のカンケイ

紙幣刷新が発表されたあと、「紙幣が変更になるとシステム面を変更しなければいけないから莫大な資金がかかる」という地方銀行のニュースが目に留まりました。

しかしその反面、紙幣がかわるとATMや自販機などを作り替えないといけないから、おおよそ1,6兆円の特需が起こるのだとか。

なるほど、銀行にとっては大変なのか、でもATMを作っている業者にとっては仕事倍増…などと考えていて、ふと思ったことがあります。

少し前、みずほ銀行が断続的に利用停止期間をもうけていました。これはネットでも話題になっていて、洋画の予告風に作られたおもしろ動画が話題になったほどです。

どの銀行もシステムメンテナンスということでよく休止しますが、昨今のみずほ銀行はやけに多かった。

ネットでは「また?」とか「一体なにをしているのか?」とか話題になっていたのですが、今になってふと、まさかみずほ銀行は紙幣刷新をいち早く知っていて準備を進めていたんじゃ!?と陰謀論めいたことが頭をよぎった次第です。

なんせみずほ銀行は銀行コード0001ですからね!

 

「預金封鎖」とはなにか?

とにもかくにも、現状、多くの銀行の普通預金金利が0.001%です。ネット銀行のほうがやや金利が良いので、ネットを使えないとそれだけで損してしまうというのが現実だと思います。

金利が悪いから銀行に預けていても仕方ないということで、2014年1月から始まった「NISA(少額投資非課税制度)」で株や投資信託に初チャレンジする人も増えたと思いますが、こういった「株や投資信託に資金をまわしましょう」というのも、元はと言えば国民のお金をなんとか市場に出回らせたいからですよね。

ところで、「預金封鎖」という言葉、きいたことがあったでしょうか?

わたしは正直、先ほどリンクを張った記事を読んだときに初めて知りました。

 

そもそも「預金封鎖」とはなんなのか?というと、、

 

銀行預金などの金融資産の引き出しを制限すること。

政府において、財政が破綻寸前になった場合、銀行預金などの国民の資産を把握して、資産に対して税金を掛けて政府収入にあてることで、破綻から免れようとすることがある。

また市場に出回った通貨の流通量を制限し、インフレーションを金融政策で押さえる方法として実施される場合がある。その際通貨切替をして旧通貨を無効にし、市場通貨を金融機関に回収させる方法がとられることがある。この場合にも預金封鎖が行われる。 

 

預金封鎖はいままでさまざまな国で行われました。程度に差があるようですが、wikiによると以下の国で実例があるようです。

 

  • 1933年3月4日 アメリカ合衆国
  • 1990年3月15日 ブラジル
  • 2001年12月 アルゼンチン
  • 2002年7月30日 ウルグアイ
  • 2013年3月16日 キプロス

 

日本でも1944年に預金封鎖の措置がとられたことがあり、このときも新円切替と同時に実施されたとのこと。

原因は以下の通りです。

 

日本国債の発行残高が国内総生産の2倍以上に達したために償還が不可能となった。このため預金資産を封鎖凍結して評価し、引き続いて行われた財産税の税率を決定するために行われた。

 

完全にお金が引き出せなくなるわけではないけど、制限が設けられたり、給与の一部を強制的に預金させられたりしたようです。会社員の方にとっては「おい!」ってかんじかもしれませんね、、

 

2020年の東京オリンピックとキャッシュレス

ところで来年は2020年、東京オリンピックの年でもあります。オリンピック開催地が東京に決まってから、もう驚くほど一気にインバウンド向けのアレコレが増えましたよね。

インバウンド対策として政府が推し進めたいもののなかに「キャッシュレス」もあるようですが、日本は現金主義が根付いているようでなかなか浸透しないとのこと。よくテレビのニュースなんかで、中国ではもう財布を持っている人はあまりいない、みたいなのを見かけますが、実際にそんな感じなのでしょうか?

8年くらい前、まだ勤め仕事をしていたときのこと、契約書類の数か所に署名を求めたところアメリカ人のお客様に「海外ではサイン一つでなんでもできるよ」的なことを言われました。その後徐々に「ipadで契約」などが普通になりましたが、今思うと海外では10年前にはすでにその状態だったのか~!と驚きますね。

最近は「paypay」なども話題になったから、時代に敏感な方ならすでに電子マネーを活用していることと思います。しかしまだまだ現金主義の人が多いでしょう。

このタイミングでの紙幣刷新は、まるで2020年のインバウンド対策のような雰囲気です。「5年後に紙幣刷新するので、もしよければこの機会に電子マネーに移行しませんか?」と言われているような。

でも本当は、それを口実とした借金返済策なのかな?と思うと、それはそれで頷けてしまう気がする。

 

どこかのサイトでこんなことを読みました。

世界的にキャッシュレスを進めていけば、お金はもはやデータ上の数字にしかならない。現物がないのでその価値はネット上でしか確認できなくなる。そうなったとき、お金の価値を「再評価」すれば世界中のお金をコントロールできるのだとか。

自分が1万円だと思っている「残高」が、誰かに「再評価」されて、今日からそれは100円でーす!といわれたら…死にますな!!!!!

でも、データ化するってそういうことですよね。一瞬にして書き換えられるし、一瞬にして削除できる。

「存在するとはどういうことなのか?」「それがコピーではなく本物だとどうやって証明するのか?」っていう、もはや哲学的なことを考えたくなります。

 

5年以内にすべき「財産税」徴収の対策とは?

もし本当に「預金封鎖」が実施され「財産税」が徴収されるとしたら、それを見越してできる対策はあるのでしょうか?

こちらのファイナンシャルプランナーさん監修の記事がわかりやすかったので、リンクを貼っておきます。

 

  

この記事によれば、対策としてできるのは以下の3つだそうです。もう1つ、金融封鎖についての知識を身につけるというものもありましたが、ここでは実践的なものだけ書いておこうと思います。

 

1.円以外の通貨を所持する

2.実物資産に投資する

3.海外にも資産を作っておく

 

円以外の通貨をもつというのは外貨貯金ですね。円に換金するときに手数料がかかるのがネックですが、資産形成として外貨を持っている方もけっこういるようです。

実物資産は不動産などです。これまたどこかで読んだことによれば、金を持っておくと良いとのこと。

 

と思ってamazonをみていたらこのような本がありました。やはり金は強いのかも。

 

金価格は6倍になる いますぐ金を買いなさい

 

海外で資産を作るというのは、初心者にはちょっと難しそうですね。海外に会社があるとかならわかるけど…。

ひょっとして、海外の銀行に口座を開いてそこに入金するようにすればいいのか?

う~ん、難しい! てかまず英語できない!(絶望的)

預金封鎖についての対策を講じている本はけっこう出ています。こちらにも一つ貼っておくので、気になる方がいらっしゃったらチェックしてみてください。

 

預金封鎖が気になる方、対策したい方へ!

預金封鎖 実践対策編 (祥伝社黄金文庫)

 

お金の知識こそ必要不可欠ではないか

そんなわけで、今回は紙幣刷新から考える預金封鎖と財産税のおはなしでした。ファイナンス知識に聡い方であれば、昔からさまざまな対策をしているかと思うので、ある意味今更な内容だったと思います。

世の中にはお金に囚われずに生きているひとがいますが、わたしが思うに、そういう人生を送っている人って金融や経済に強いです。お金の仕組みを理解しているからこそお金から解放されているのだと思う。自分でコントロールできているというか。

そう考えるとファイナンス知識は本当に不可欠だなあと思います。なぜ日本の学校はこういうことを教えないんですかね? 海外では高校で学んでいるようですが。

以前読んだこの本とかわかりやすかったです。高校生向けだけどちょうどよかった!

むしろもっと簡単にしていただいても良いかと…(笑)

 

経済の勉強を一からしたい方におすすめです!

新版アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

 

にしても、このブログで年初に「ファイナンス系の勉強をしたい」と書いたのですが、なかなか進んでいません;

社会人になってからの勉強は自制心が問われますね。自制心がほしい…!

ではでは、また、、

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