こんばんは、もとみんです。少し余裕がでてきたので、削除したブログ記事の一部を、内容を見直し加筆したうえで新規でアップし直そうと思います。
本当は、もうアップしなおさなくてもいいかなあと思ったのだけど、今後自分が書きたい内容に結構この記事の内容が関連あるような気がしていて、だったら過去記事があったほうがわかりやすいだろう、と!
この記事は「サイコパス」についての記事なのですが、そもそもなぜサイコパスに興味を持ったのかといえば、もともと精神医学や犯罪心理学に興味があったからです。そして、たまたまやってみた性格診断で自分の結果がサイコパス気質だったからです(笑)
サイコパスに関連する性格診断をしている記事が過去にいくつかあるので、興味あるぞ!という方はぜひテストしてみてくださいませ♪
サイコパスとは?
サイコパスという言葉はさいきんよく聞く気がしますが、そもそもどのようなものなのでしょうか。wikiによると以下のようになっています。
精神病質(せいしんびょうしつ、英: psychopathy、サイコパシー)とは、反社会的人格の一種を意味する心理学用語であり、主に異常心理学や生物学的精神医学などの分野で使われている。その精神病質者をサイコパス(英: psychopath)と呼ぶ。(出典:wikipedia)
ちょっと前に『PSYCHO-PASS』というアニメも放送されていましたし、最近ではもうすっかりおなじみの言葉になりつつあると思います。なんでしょう、精神医学とか心理学的な専門用語ってとかくネットと親和性が高いように思います。
今では超お馴染みの「メンヘラ」という言葉も元はと言えば「メンタルヘルス」が元ですよね。ネットではおおかたディスり言葉になっているのが残念なところですが、、
サイコパスの特徴とは?
じゃあサイコパスってどんな特徴があるの?ということですが、犯罪心理学者ロバート・D・ヘアによれば、以下のような特徴があるそうです。
- 良心が異常に欠如している
- 他人に冷淡で共感しない
- 慢性的に平然と嘘をつく
- 行動に対する責任が全く取れない
- 罪悪感が皆無
- 自尊心が過大で自己中心的
- 口が達者で表面は魅力的
よく、「犯罪者=サイコパス」などといわれますが、これは「良心が異常に欠如している」「罪悪感が皆無」というところに関係していそうですね。
しかしサイコパスには社会的成功を収めている人も多いといわれます。これは「口が達者で表面は魅力的」という部分が関わっているのかもしれません。
必ずしもそうとはいえないけど、この社会で自分が成功するためには誰かの犠牲が必要になるシーンもあると思います。例えば誰か一人しか選ばれない地位を狙っている場合、ライバルたちを蹴落とさないと上にはいけません。
そのようなとき、共感力が低く平気で嘘がつけるサイコパスなら、耳触りのよい嘘を吹聴して相手を貶めることも可能でしょう。それで相手が苦しんでも、罪悪感がないから何も思わない。う~ん、ある意味羨ましいかも!?
わたしはいろいろな診断でサイコパス気質があるという結果になったのだけど、ここまで出来ない気がします…!?
サイコパスは職業でわかる?
サイコパスって企業のトップやCEOに多いといいますよね。また、共感能力が低いとか、カリスマ性があるともいわれます。
それを考えると、ブラック企業の社長なんかは正にサイコパスなのかもしれませんね。共感力が低いから「こんなこといったら相手に悪いなあ」という気持ちもないでしょう。つまりリストラや解雇などの損切りもお手の物だと考えられます。
逆に、低賃金で長時間労働させることにも悪いとは思わない。なにしろ自分は楽したまま儲かるわけですから!
そういえば脳科学者の中野信子さんによると、歴史上人物でサイコパスだと思われるのは織田信長だそうです。これはかなり納得ですね!あんなに怖い人なのになぜか好かれている!!
経営者や上級管理職ほどサイコパスの割合が高くなる傾向。サイコパスの多い職業トップ10(英研究)
↑こちらのカラパイアの記事では英国調べの「サイコパスの多い職業トップ10」が紹介されていますが、外科医や警察官・聖職者なんかも入っています。
販売員はちょっと意外な感じもしますが、個人的には納得すぎて震えました。私が以前勤めていた会社の一つは販売競争がすごいところだったのですが、「お客様をいいくるめてなんぼ」という雰囲気がすごかったですし、そういう雰囲気を嫌がる販売員に対し、上司は「これはお客様のためなんだ!」と洗脳するのが常でした。
まあ会社なので利益を出さねばならないのは分かるのですが、考え方が宗教的ですよね。バックグラウンドが分かっててやるのと、それを分かってないけど「とにかくやれ」と言われて盲目的にやるのではだいぶ違いますもんね。
「DEATH NOTE」の夜神月は完璧サイコパスだと思う件
以前、週刊少年ジャンプで連載していた漫画に「DEATH NOTE」という作品がありました。アニメ化や映画化・ドラマ化もしましたし当時はかなり流行っていたので漫画好きじゃなくとも知っている人が多いと思いますが、この漫画の主人公・夜神月(やがみらいと)君なんかは本当にサイコパスじゃないかと思います。
DEATH NOTEは「死神からもらったノートに名前をかくと、その人が死ぬ」というのがストーリーの根幹です。そのノートを手にした月は、犯罪者の名前をノートに書いて独善的に断罪していきます。このあたりはダークヒーローといった感じですが、最終的には自分の存在がバレないように立ち回ることになるわけです。
彼は「俺は新世界の神だ」とか言ってましたからね!
いわゆる厨二っぽい発言ですが、実際その能力があるとなるとサイコパスかなという感じがします。キラというカリスマダークヒーローとして人気を得ていたあたりもそれっぽい。
今その他のものがちょっと思い浮かばないのですが、創作の世界ではこういうサイコパス的なキャラって人気が高い気がします。普通と違うからストーリーを面白くできるんですよね。
最近は日常系の作品も好かれているようですが、日常はやはり日常なので死ぬまで終わりがないですし、ライフステージによる悲喜交々があるとはいえおおよそ平凡です。そこに一石を投じるのがこういうタイプのキャラなのかもしれません。
だから戦闘漫画の敵キャラなんかは結構サイコパス的な人が多いのではないかと思います。そう考えるとデスノは主人公がサイコパスっていうある意味ちょっと特殊な作品ですね。
サイコパスが「反社会的」なら、その逆の「社会的」とは何なの?
冒頭の引用部分に「サイコパス=反社会的人格の一種」という記述がありましたが、個人的にはこの「社会的」の部分が気になります。サイコパスはまあなんとなく分かったとして、その逆にあたる社会的な人ってどんな人のことを言うのでしょうか。
wikipediaの「社会的性格」にはこんな記述があります。
「一つの集団の構成員の大部分が持っているパーソナリティ構造の中核であり、その集団に共通な基本的経験と生活様式の結果として形成されたもの」
ある特定の社会において、人々が共通に持っている性格にまつわる特徴や特性は、その社会を構成する人々が持つ共通の経験や欲求、及び共通の概念を受け入れるということから構成されていく。
これを読むと、特定の社会でのいわゆる多数派、という感じがしますね。その社会では常識になっていることを、共通の認識として持っている、という感じでしょうか?
しかしこれは全世界に共通というわけではないようです。
例として、男らしさや女らしさの定義などというものは特定の社会に所属しているもの同士ならば、これは共通認識でありすべての成員に当てはまっているものの、これを他の社会と比較してみれば同じ人間であろうとも男らしさや女らしさの定義というものは異なっているということがあるわけである。
どの社会に属しているかによって常識や認識は変わる、ということになるかと思いますが、これって時代によっても変わると思うんですよね。
例えば富国強兵といっていた時代なら、本心じゃないにせよ「国のために命落とせます!」って言えないのは許されないわけですよね。なにせそれがその社会での常識であり共通認識だったのだから。この場合、これが社会的な人の考えということになりますよね。
じゃあこの時代の反社会的な人って「なにいってるの!そんなの間違ってる!」と叫ぶ人のことです。
現代の感覚からすると「そりゃ国の方がおかしかったんだ」という認識になりますけど、これから先の時代だってこれと似たようなことが起こらないとも限らないですよね。それは戦争云々ということではなく、常識が塗り替えられる、という意味に於いて。
もしサイコパス的な生き方が常識になったとしたら…その時はもう反社会的とはいえないわけですよね。そんなバカなことあるわけないだろ!と思われるかもしれませんが、それこそが常識の罠だと思うのです。
いま段々と個人主義が強くなってきていると思うのですが、それって自分第一ということとほぼ同義だと思いますし、これからの時代はサイコパス的な性格って増えていくんじゃないかな?と個人的には思っています。
なんだか真面目に語ってしまったけど(笑)このままだとキリがないのでこの辺で終わろうと思います。
ではでは、また、、