育児

沁みる…!育児疲れしているママパパに読んでほしい癒しの絵本3つ

こんにちは、もとみんです。

小さいお子さんをお持ちのママパパ、今日も育児お疲れ様です! 我が家の2歳は今日もふてぶてしくソファにぶんぞり返りながらアンパンマンせんべいを頬張っている次第です。

それはさておき、子供との遊びでもっともポピュラーなものの一つが、絵本の読み聞かせですよね。家庭によると思いますが、毎日読み聞かせしているという人や、寝かしつけに利用しているという人も多いのではないでしょうか?

我が家も絵本は0歳から読んでいますが、本人のツボにはまるものとハマらないものの差がけっこう大きくて、へ〜これは好きなんだ!とか、本人の趣味趣向がわかってとても興味深いです。

そんな絵本、大人が読んでも面白いものがありますよね! というか、絵本ってけっこう独特! 子供にしかわからない感性があるのかなと思うこともしばしば…

そんななか、大人が読んでほっこりできる絵本があったので、今回そちらを紹介していきたいと思います。

 

 

絵本から得られる効果とは?

育児には欠かせない絵本ですが、大人になると基本的には読まないですよね。おそらく育児で久々に絵本に触れたという人がほとんどなのではないでしょうか?

育児に絵本の読み聞かせが推奨されているということは、もちろんそれなりの効果があってこそ。そもそも絵本にはどのような効果があるのか、あらためてチェックしてみましょう。

 

絵本の読み聞かせには、どんな効果がある?

絵本の読み聞かせには、ことばの発達を助け、読解力や想像力を促す効果があります。また、感情が豊かになったり、社会性が育ったりといった効果も望めるようです。

実際うちのお嬢さんは絵本からことばや形を覚えました。何度も読むうちに短いながら文章を覚えていてびっくり! やはり効果があるんですね。

これらはいわゆる認知能力と非認知能力にあたる部分ですが、それ以外にも絵本の読み聞かせには大切な効果があるんですよね。それは、親子のコミュニケーションです。

絵本の読み聞かせの時間をもつことで、その時間が大切なものとなり、親子の絆が深まるのだそう。つまり、絵本の読み聞かせはいいことづくしということですね!

 

大人が得られる効果とは?

大人の場合、言語能力や社会性などはすでに獲得しているはずなので、絵本を読むことで特に効果は望めないかもしれません。

しかし、読書の習慣がない人や、書籍はもっぱらビジネス書や専門書を読んでいるという人にとっては、ストーリーや世界観というものに触れるいい機会なのではないかと思います。

なお、語彙力の獲得にもっとも良いのは小説なのだそう。つまりストーリー性のあるものということですね!

ふだん小説を読んでいるかたは、ストーリーへの没入も得意でしょう。ただし、大人読者を想定した小説はシビアな内容も多いもの。絵本ほどやさしい世界観のストーリーはなかなかありませんよね。

大人社会はなにかと大変なので、絵本のほんわりしたストーリーや世界観に触れることは、ある種のデトックスになるかもしれません。

また、絵本を読むことで自分が子供だったころを振り返ることもできますよね。そこには、自分の原点を見つめなおす、そんな効果もあるかもしれません。

 

大人の心に沁みる!おすすめ絵本3つ

肩の力を抜いて、ぜひ大人に読んでほしい絵本たち。ここでは3つの本をご紹介します。

 

「ちいさなあなたへ」(アリスン・マギー,ピーター・レイノルズ)

「あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、 その いっぽん いっぽんに キスを した」ではじまるこの絵本には、母であることのすべてがつまっています。
親でいることの喜び、不安、苦しみ、つらさ、寂しさ、子どもへの思い――
普遍の真実が、あたたかな絵とシンプルな言葉で語りつくされ、読む人たちの涙をさそいます。
だれもが一生の宝物にしたくなるような絵本です。

初めて読んだとき自然と涙が流れました。この本は、育児に辛さを感じている人や疲れ切っている人ほど胸に刺さるのではないかと思います。

いまは大変だけど、いつか子どもも大人になって、自分のそばから離れていく。そして、やがて自分はこの世から去っていく。

その先の世界で、子どもも老人になり元気に暮らしている……そのとき母であった自分のことをたまに思い出してくれたら嬉しいな……という本。

いまこれを書いてる時点で、思い出し泣きしております…実にせつない!

 

読み聞かせとしては、子どもがある程度大きくならないと理解できないかもしれません。けれど、人生ってこういうものなんだ、と伝えるのにはちょうどいいのかも。

これを読むと、やがて自分も死ぬし、子どもだって100年後くらいにはこの世を去るのだから、実は一緒にいられる時間はごくわずかだと思い出させてくれます。

だからこそ、今を大切に生きようと、改めて感じられる。読むと切ないけれど、ママパパに是非読んでもらいたい素敵な一冊です。

 

「だいすき ぎゅっぎゅっ」(フィリス ゲイシャイトー,ミム グリーン/デイヴィッド ウォーカー)

たっぷりの愛情がふりそそぐ絵本
朝ごはん食べたあと、ぎゅっ! ご本を読んだあと、ぎゅっ! おさんぽしたあと、ぎゅっ! ママがぼうやを何度もぎゅっと抱きしめます。
愛情がたっぷり子どもにふりそそぐ絵本。

1日の生活リズムや時間感覚などが学べる、読み聞かせにぴったりの一冊です。どちらかというと子供が読んで楽しい本ですが、大人にもおすすめ。

毎日同じような日が続く育児…疲れ切って嫌になるときもありますよね。たまには思い切り羽目を外したいとか、独身のころのように何かしたいとか、いろんな気持ちになると思います。

この本を読むと、繰り返しの毎日のなかの、なにげない幸せを思い出させてくれます。

ゆっくり子供と過ごすこと、ほかの何も考えずに子供との時間に没頭すること……それって大切だし、実はけっこう難しいですよね。

 

現代の育児は、とにかくやることがたくさんあります。人によっては、習い事とか親子サロンとか、子供の将来を見越してあれこれ先回りして準備したり。

定年退職の時代じゃないから、仕事のキャリアや資産形成にも頭を悩ませる必要がある。考えることも大量です。

こういう非常にスピード感の早い現代からすると、この本のようなのんびりした感じは最強の癒やしです。

とくに、ことあるごとに親子でギュッと抱きしめ合っているあたりが可愛くて和みます。絵が可愛いからなおさら和む!

実際読み聞かせでギュッと抱きしめながら読むと、スキンシップもとれてオススメですね。

 

「きみのことがだいすき」(いぬい さえこ)

親子で読んでほしい、たくさんの愛を伝えられるメッセージ絵本
ここは、小さなどうぶつたちが暮らす森。どんなことをお話ししているのかのぞいてみたら…… そこは、やさしさであふれていました。
「かなしい きもちはね、ふたを しなくて いいんだよ。」
「あなたは、よいこ。なにかを じょうずに できなくても。みんなと 同じように できなくても。」
つらいとき、心細いとき、いつもあなたの心にそっと寄りそってくれる、心温まる絵と言葉がつまったメッセージ絵本です。

大人から高評価な絵本です。子供の読み聞かせだけではなく、大人が自分用に購入するパターンも多いようですね。

「第6回 未来屋えほん大賞 2位」「第13回リブロ絵本大賞入賞」「第3回絵本専門士が選ぶ「逢いたい誰かに贈る絵本」」などを受賞しています。

育児中は、子供に振り回されたり自分の時間がとれなかったり、はたまた外野から不当な評価をされたりと、自己肯定感や自己評価が下がりがちだと思います。

そういうときに寄り添ってくれるのがこの絵本の良いところで、とても優しい言葉が散りばめられています。

 

世の中には、「ありのままの自分を愛しましょう」といった言説があります。そして、「親から子供への愛は無償である」というのが常識のように語られます。

しかし、現代においてそれって少し難しくなってきていると思うのです。というのも、いまは親自身の自己肯定感も低くなりがちな社会だからです。

現代はネット社会で他人の生活が視覚的にもリアルにもわかるようになりました。そんな環境では、どうしても他人と比較したり二元論的な考えに陥ったりするでしょう。

とくに育児はお金も時間も手間もかかる大大大ミッションです。余裕がある人をみかければ、それだけで劣等感や羨望に支配される可能性があります。

 

だからこそ、まずは親自身の自己肯定感を高める。もともと高い人でも、なにかの拍子に低くなることもあるので、定期的に調整が必要です。そういうとき、このような寄り添ってくれる絵本が有用だと思うんです。

親の自己肯定が高まれば、余裕ができ、子供に優しくできる。それが子供の自己肯定感を高めることになる。

「きみのままでいいんだよ」と肯定してくれるこの本は、辛いとき、悲しいとき、もちろん楽しいときも、親子ともに何度も何度も読み直したい一冊です。

 

絵本で心のデトックスをしよう

世の中にはたくさんの絵本がありますが、そのなかでもママパパがほっこりできるものをご紹介してみました。

育児疲れで毎日ツライ人や、繰り返しの毎日でやる気がでなくなった人など、ぜひ絵本でのデトックスにトライしてみて欲しいです。もちろん、毎日元気に過ごしているママパパにもおすすめです!

絵本特有の優しいストーリーや世界観で、少しでも心が癒されますように!

 

-育児
-,